
ご挨拶
岡治織物合資会社は、綿素材を中心としたジャカード織物の織布工場です。歴史ある播州織の一端の担い手として、約100年ほどの間ものづくりを続けてきました。現在では自動織機を導入し、職人による整備や調整によって、安定した精度と生産性を保っています。また、ヒューマンエラーとマシンエラーの双方が起こり得る現場において、細心の注意をはらうことは当たり前のことながら、変容する様々なニーズに答えられるよう、日々生地開発を進めております。
各工程の分業制が主流となっているこの地域では、一つの生地を作り上げるのにたくさんの人の力が必要です。紡績、サイジング、糸染め、織布、後加工、縫製…etc。一製品の一生産という視点だけでも非常に多岐にわたる工程が含まれております。それぞれの専門技能を持った人々が暮らし、たくさんの人々がいる地域だからこそ成り立っている産業と言っても過言ではありません。
多様化するデザイン、プロダクトに対応し得る設備の充足と、その設備を扱う人材の育成に尽力しながら、この地域の全ての皆さまと共に、活気ある未来へ向かって行きたいと強く願っております。皆様のご期待に添うべく、精一杯努力してまいります。なにとぞご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
岡治織物合資会社 / 代表 岡本 一記


経営理念
役割:経営を続け、文化を織り続け、地域と社会に貢献していく。
目標:日本でいちばん最高なジャカード織工場を目指す。
行動:地道な作業と熱意と誠意。

会社概要
名称 | 岡治織物合資会社 |
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所在地 | 兵庫県西脇市上比延町243-19 |
代表者 | 代表社員 岡本和幸 |
営業種目 | 織物製造業 |
資本金 | 1,000,000円 |
設立日 | 1953年9月 |
沿革
大正 6年(1917年) | 創業。足踏み織機を導入して織物製造を志す。 |
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大正10年(1921年) | 随時増設を図り、織機40台規模にする。さらに100台程度発注し規模拡大。 |
昭和12年(1937年) | 国際情勢の変化に伴って輸出不振となり、戦時中は国内での生産供給に従事する。 |
昭和28年(1953年) | 岡治織物合資会社に組織変更。織機台数はジャカード織機20台、綿織物織機26台となる。 |
昭和46年(1971年) | 政府の構造改革事業の申請を成し、設備の更新を図る。レピア織機及び自動織機を増設。 |
平成 4年(1992年) | 設備の更新を図り、レピア織機に高速ジャカード機搭載20台規模とする。以降随時増設する。 |
平成28年(2016年) | 設備の増設を図り、最新式レピア織機に高速ジャカード機搭載1台を増設する。 |